リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

2021-11-16から1日間の記事一覧

カイロ行動計画(1994)のリプロダクティブ・ヘルスとリプロダクティブ・ライツの定義(増補版)

ICPD行動計画のA.リプロダクティブ・ライツとリプロダクティブ・ヘルス 行動の基礎 UNFPAのICPD Programme of Actionから「A. リプロダクティブ・ライツとリプロダクティブ・ヘルス 行動の基礎」全文を仮訳してみます。 7.1 本章では、特に第2章の原則、特に…

拷問禁止条約 一般勧告第3号:救済について

拷問及び他の残虐な、非人道的な又は品位を傷つける取り扱い又は、刑罰に関する条約 General Comment No. 3 on Convention against Torture and Other Cruel, Inhuman or Degrading Treatment or PunishmentCAT/C/GC/3

不同意優生手術と拷問禁止条約

忘備録 拷問禁止条約 第一条この条約の適用上、「拷問」とは、身体的なものであるか精神的なものであるかを問わず人に重い苦痛を故意に与える行為であって、本人若しくは第三者から情報若しくは自白を得ること、本人若しくは第三者が行ったか若しくはその疑…

優生保護法の改定

1948年法と1952年法の比較 1948年 法律第百五十六号(昭二三・七・一三)法律第百五十六号(昭二三・七・一三)◎優生保護法第一章 総則 (この法律の目的)第一条 この法律は、優生上の見地から不良な子孫の出生を防止するとともに、母性の生命健康を保護す…

カイロ行動計画第2章「原則」とその仮訳

ICPD 第2章 原則 ICPD Chapter 2: Principles ICPDThe implementation of the recommendations contained in the Programme of Action is the sovereign right of each country, consistent with national laws and development priorities, with full respe…

個別報告 健康権の意義と課題 井上英夫(金沢大学大学院人間社会環境研究科教授)

立命館大学生存学研究所サイトより 生存学研究センター報告書 [9] » 個別報告 健康権の意義と課題 個別報告 健康権の意義と課題 井上英夫(金沢大学大学院人間社会環境研究科教授)1 何故、健康権か 私がなぜ、健康権を主張しているのか。今日のテーマは「…

日本弁護士連合会:「健康権」の確立に関する宣言

1980年人権擁護大会における宣言 日本弁護士連合会:「健康権」の確立に関する宣言 本文 健康に生きる権利(「健康権」)は、憲法の基本的人権に由来し、すべての国民に等しく全面的に保障され、なにびともこれを侵害することができないものであり、本来、国・…