リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

2022-06-18から1日間の記事一覧

中絶禁止法が浮き彫りにする「母親ペナルティ(motherhood penalty)」とは

*Bazaar 2022/06/11安全で合法的な中絶手術を禁止する法律は、出産や育児における男女格差を加速させるBy Marie-Claire Chappet 米最高裁がまとめた、中絶に関する文書がリークされ波紋が広がっている。1973年に人工妊娠中絶を女性の権利として認めた「ロー…

人工妊娠中絶を巡る米国の歴史 再び違法になるのか?

ナショナルジオグラフィック 2022年6月15日 5:00 www.nikkei.com 写真はキャプションのみ紹介:この写真で患者を診察する外科医のジョージ・T・ストローザー(右)は、1954年にバージニア州法に違反して人工妊娠中絶を行った罪で逮捕された。(BETTMANN, GET…

Women’s embodied experiences of second trimester medical abortion

Sage publishing, Feminism and Psychology 2017 Women’s embodied experiences of second trimester medical abortion要約を仮訳する。 薬による中絶を経験した女性たちの身体的経験 一般的に中絶は、特に妊娠中絶は、多くの文脈で社会文化的な可視性が制限…

FIGOの情報サイトGLOWMにある文書

忘備録 Surgical Techniques for First-Trimester Abortion Borgatta, L, Kattan, D, et al, Glob. libr. women's med., (ISSN: 1756-2228) 2012; DOI 10.3843/GLOWM.1044 Dilatation and Curettage Hulka, J, Glob. libr. women's med., (ISSN: 1756-2228) …

「経口中絶薬に配偶者の同意が必要」仏メディアはどう報じた?

マダムフィガロ Society & Business 2022.06.16 madamefigaro.jp 2022年末までに外科手術なしで中絶を可能とする経口中絶薬が日本で承認される予定だ。しかし、配偶者の同意が条件であると5月31日付けのThe Guardian紙が報じている。この報道をフランスはど…

BPAS: British Pregnancy Advisory Service(英国妊娠助言サービス)

イギリスの中絶サービスを改善するために活動しているチャリティ BPASの歴史を仮訳してみます。 British Pregnancy Advisory Serviceは、安全で合法的な中絶サービスを提供するために、1968年に登録慈善団体として設立されました。1967年の中絶法は中絶を合…

産科医療機関スタッフのための:流産・死産・人工妊娠中絶を経験した女性等への支援の手引き

日本の最近の調査結果より 厚生労働省 令和3年度子ども・子育て支援推進調査研究事業:「子どもを亡くした家族へのグリーフケアに関する調査研究」産科医療機関スタッフのための流産・死産・人工妊娠中絶を経験した女性等への支援の手引き中絶に関連した部…

中絶後のうつ:危険因子と対処法

環境が変わると中絶観や意識も変わる このところ、中絶の権利が失われつつあるポーランドやアメリカで、中絶の心理に関する言説が再び活発化しているようです。Depression after abortion: Risk factors and how to cope要約を仮訳します。 人が中絶を必要と…

中絶の心理的影響: 更新されたナラティブ・レビュー

Psychological Effects of Abortion. An Updated Narrative Review Kornelia Zareba1, Valentina Lucia La Rosa2*, Michal Ciebiera3, Marta Makara-Studzińska4, Elena Commodari2 , Jacek Gierus1 このところ中絶規制が強まっているポーランドの2020年のレ…

ホーム 研修ノート No.99 流産のすべて 6.子宮頸管拡張

中期中絶に必須の手法なのだが…… 日本では海外では一番使われている内服薬のミソプロストールが使わていない。器具で拡張するのは高額で女性に不快感が強いと言われているのに……。インフォームド・コンセントで、「非直視下の手技であり,子宮の頸部は硬く,…

日本婦人科学会雑誌 明治40年2巻抄録111(五九三)頁

流産後処理にキュレットを使った事例でしょう 流産残片除去に用いる「フィンゲルキューレー」 著者はエス、カウフマン (Centrabl. f. Gyn. 1908 No.12) カタカナをひらがなに直し、読点を適当に入れて訳してみました。 流産残片除去に用いる「フィンゲルキュ…