リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

2022-10-20から1日間の記事一覧

人倫研時代の論考2本

忘備録:ポスト・アボーション症候群等に関連して ポスト・アボーション・シンドローム(PAS)論争に見る複数の中絶物語の可能性ーー中絶後の悲嘆に関する一論考「中絶胎児の研究利用」が開いたパンドラの箱「生命倫理」「バイオエシックス」を必死に追って…

Issue of Tissue 中絶のノーマライズに取り組むMYAのページで見つけた初期胚の写真

実物の胚の標本を見て! そうか、初期胚は血液を除けば透明~白なんだ!! The Issue of Tissue | myanetwork胎児イメージがいかに作られたものかが分かる。考えてみれば、最初の頃はケシ粒のように小さくて色も形も輪郭もわからないし、しばらくのあいだは透…

絨毛の目視による中絶完了の判断について

villiとabortionで検索して見つけたもの プロチョイス・オルグのページで出てきた。マニュアルの一部らしい。 https://www.prochoice.org/pubs_research/publications/downloads/professional_education/TextbookCh10.pdfさらにClinical practice handbook f…

この水子供養専用寺もカルトでは?

少なくとも相手の弱みにつけこみ高い商品を買わせるというのは同じ ツイッターで流してみた。どれだけ反応があるかな? 秩父の山奥にある紫雲山地蔵寺は、1971年の開山式に佐藤栄作首相(当時)が参列 自民党絡みで"女性の中絶の罪"という観念を広めたカルト …

日産婦医会と学会合同のガイドラインについてパブコメがありました:回答をもらいました

日本産科婦人科学会雑誌第74巻第9号 2023年新ガイドラインの12週未満の中絶に関わるところ。 いろいろ問題を感じて10月15日締め切りのパブコメに下記のように投稿しました。 中絶完了のために絨毛を確認する……というところにも、ちょっと引っかかりを覚えて…

中絶へのネガティブな価値観に気づき行動変容するためのVCATトレーニング

中絶のスティグマから脱する 中絶をスティグマ化することで、「恐怖と恥」によって他人の行動をコントロールしたり、自己正当化しようとすることはやめようと欧米のフェミニストたちは長年研究と実践をくり返してきた。実例をいくつか紹介する。ABORTION STI…

「恐怖と恥じらいといった心理的な抵抗感覚を最後の砦にする」という発想

水子供養というカルトと政治の結びつき 第101回国会 参議院 社会労働委員会 第11号 昭和59年6月26日プロライフ派の村上正邦議員は、経腟中絶薬プレグランディンの発売に反対して、以下のような発言をしている。 ○村上正邦君 厚生省はこの五月の三十日に小野…