リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

1970年代のバックラッシュに対するグロリア・スタイネムの言葉 「厳しい反論は成功の尺度」Mary Thom, Inside Ms.:25 years of the magazine and the feminism movement, 1997:147.

のざりんさんのサイトに出てた議論を見て,わたしが「議論の前提」だと思うことが,未だにまったく「常識」になってはいないんだよな……ということを痛感させられた。ここに書くようになって2ヵ月半を過ぎたけど,そういえば,ちゃんとわたしの「中絶問題」…

新村拓さんの一連の医療史研究には教えられることが多いが,『医療化社会の文化誌』(1997年刊)の記述には,ちょっと引っかかってしまった。1996年の母体保護法が「明治以来続いていた質による人間の選別,障害者差別につながる要素を排除するとともに,他…

フェミニストというのはプロチョイスだと思いこんでいる人が多い。だけど,実のところ欧米には,1970年代の初めからプロライフ・フェミニストと名乗る女性たちが存在している。中絶問題に関して,彼女たちは女性差別の問題として見るべきだという点ではプロ…

↑の分類でいいのかな? ひろ〜い意味でのフェミニズムだと考えていいことにしよう。昨日,アメリカのリプロダクティヴ・フリーダムのことを読んで思い出していた日本のリブの話だ。日本のリブの女性たちが,少なくとも当初,産む産まないを決定する「自由」…

昨日,id:discourさん,yamtomさんに教えていただいたことについて,何かできないかなと考えていました。ブログの仕組みがまだよく分かっていないのですが,グループを作って,いろんな人が書き込めるような場を設定することも可能なんですよね? だとしたら…

4月19日付日記のコメントの中で,わたしが思わず口にした「性差別ってはっきり言わないのは,かつて,女性たちがそれを言い過ぎたせい?」というコメントに,discourさんから「『かつて,女性たちがそれを言い過ぎたせい』と思われるのはどうしてですか?」…

ジェンダー・フリーに関連して思うことをまたひとつ。 子どもが保育園の時とは別の学区の小学校に入ったもので,お友達が増えるようにという配慮もあって,このところ週末になるたび家に同級生の親子を招いていた。娘はこの4月から土曜にインターナショナル…

昨日,id:discourさんのところにトラバした件に関わるんですが,「女性学のブログでもコメント欄ないのがある」というのが,話題のお方だったんですね。なるほど。失礼しました。ただ,ブログにはいろんな使い方があるだろうし,今は読み手のフィードバック…

ところで,id:discourさんのところで,伊田ヒロユキさんのフェミニズム論が話題になっていますね。初めてのトラックバックを試みます。うまくいったら,今後ともどうぞよろしくお願いします。 このように男性の立場に見直しをかけないまま、性的解放が奨励さ…