リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

ピルは子宮頸がんのリスクを増やす?――専門家は否定

またしてもLancetに避妊ピルの危険性に警告を発する報告が出たそうだ。しかし、服用をやめて10年もすればリスクは未使用者と同様にまで下がるという専門家もいる。オーストリアabc.netのニュースが詳しく報じている。

abc.netでは避妊ピルとアテローム動脈硬化症に関するベルギーの報告について、11月8日にも関連記事とを出している。興味のある方はどうぞ。

ただし、欧米ではプロライフ派がピルのリスクを大げさに喧伝し、プロチョイス派がピルの安全性を過大評価する傾向があるので、真実がどこにあるのかはなかなか見極めにくい。できる限り信憑性の高い科学的根拠を見比べて、最終的には当人が使用するかどうかを“選択”するしかないように思われる。