リプロな日記

日本のアボーション(中絶と流産)にまつわる諸問題を研究しています

中国の「年ごろ」男性、女性の数を1800万人上回る

上記のタイトルで、2007年11月14日付でREUTERS(ロイター)通信社が報じていました。

[北京 13日 ロイター] 中国で「年ごろ」とされる結婚できる年齢の男性の数が女性の数を1800万人上回っていることが分かった。伝統的に男児の誕生が重んじられる中、性別を選択した上での人工妊娠中絶の影響を受けているとみられている。新華社が13日に伝えた。

 国家人口・計画生育委員会の張維慶主任によると、全国平均では女児100人に対して男児約119人が誕生。地方では、女児100人に対する男児の数が約122人に上昇する。

 中国では胎児の性別を判断する超音波検査は違法とされているものの、多くの親が金銭を支払って検査サービスを利用。同主任は、中国政府が今後も違法な検査の取り締まりを行うと述べた。

 同国では、2020年までに男性の数が女性を3000万人上回ると予測されており、政府は、男女の数の不均衡が拡大することにより結婚相手の見つからない男性による反社会的、暴力的な行動が増える恐れがあると警告している。

中絶で産児の性別を選択する問題は、インドでも生じている。日本の場合は、儒教思想に影響された男児選好が一部に残存している一方で、最近の親のあいだでは女の子のほうを好む意識も強いため、性選択の問題は顕在化してはいない。

ところで、最後の「結婚相手の見つからない男性による暴力」の話は、つい納得しそうになるけど、よく考えると、あまりにもすごいことを言っている。特定のパートナーが不在である状態が、男性の精神状態や行動様式には大きなマイナスになるというのか? そんな研究例でもあるのだろうか? ここでいわれる「反社会的、暴力的な行動」には、性的暴行の含意があるのだろうか? それとも、あらゆる種類の暴力なのだろうか?(男性にとって性的欲望と攻撃性はひとつながりのものなのだろうか??)

これとは逆に、もし女性が多すぎるということになっても、こんな懸念は出てこないのではなかろうか。