リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

今度はドイツ映画が堕胎問題を

このところ、各国で中絶/堕胎を描いた映画が目白押しですが、韓国のInnolife.net 2008/05/05の記事で、「ドイツ社会で堕胎問題を公論化させた問題作」として『ある女奴隷の副業』というドイツ映画が紹介されていました。

ニュー・ジャーマン・シネマの巨匠アレクサンダー・クルーゲ特別展が全州国際映画祭に引き続き、シネマテク・ソウルアートシネマで開催される。フランスのヌーベル・バーグの影響を受けたニュー・ジャーマンシネマ監督たちは、ヨーロッパ中上階級の物質中心主義的価値観と、人間疏外などを映画を通じて告発した。

特に「芸術家であると同時に教育者、行動するマルキシストであると同時に新しい媒体を実験する冒険家」と称えられるアレクサンダー・クルーゲ監督は、政府の映画政策はもちろん映画産業構造にまで影響力を与え、知的で理性的な映画形式と内容を構築した監督として評価を受けている。今回の特別展には、ヴェニス映画祭審査委員特別賞受賞作『昨日の別離』のアレクサンダー・クルーゲを始じめ、11人のドイツ人監督が集まって作った『ドイツの秋』、ドイツ社会で堕胎問題を公論化させた問題作『ある女奴隷の副業』など15編の長・短編代表作が上映される。

じつは先週、ようやく「4ヶ月、3週間と2日」を観てきたところ。前評判通り、すごい映画でしたが……わたしは妙なところが気になってしまった。感想はいずれまた。