リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

緊急避妊薬NorLevo(Plan−B)のその後

1年半ほど前、緊急避妊薬NorLevo、北米でいうPlan-Bに関する記事を書いたときには、世界25ヵ国で認可と書いてあったのですが、同薬を紹介するホームページによれば今や50ヵ国で認可されているようです。コピーライトは2007となっているので、今はもっと増えているかもしれません。

緊急避妊薬は、モーニング・アフター・ピルとか、事後避妊薬ともいわれ、妊娠したくない人が「危ないかな?」と思ったセックスの後で服用することで、妊娠を防止できる薬です。日本国内にも、通常のホルモン剤(いわゆる「ピル」)を緊急避妊薬として処方する医師もいますが、避妊をしなかった性交後72時間以内に服用する必要があるため、海外諸国では店頭発売(処方箋なく薬局で買えるように)するよう女性運動が働きかけ、2006年にはプロライフの反対運動が激しかったアメリカでもついにFDAが店頭販売を許可しています。(こちらを参照。)