リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

中国の性の低年齢化

増える10代の人工妊娠中絶、加速する性の低年齢化―中国」という記事を見つけました。

この記事は9歳の女の子と13歳の男の子が中絶を求めて来るという実話に続いて、次のように報じています。

中国社会科学研究院の陳一●(チェン・イージュン=●は竹かんむりに均)研究員は「人工妊娠中絶手術を受ける未成年者の数は大幅に増加し、低年齢化は進む一方。15〜16歳の少女のカルテが人工中絶歴でいっぱいになることなど珍しいことではない」と話す。こうした状況から陳研究員は性教育の大切さを強く訴えており、子供が肉体的に成熟するのは世界平均で約12歳という報告もあることから、思春期にきちんとした性教育をする必要性を強調した。

子どもの肉体的な成熟年齢は、男女で違うようにも思うので、この報告の出所を知りたいところですが、残念ながらそれは分かりませんでした。

ただ、身体が早熟になる一方で、婚姻年齢が上昇していることで出産を前提としない妊娠が増えているのは世界的な傾向であり、そのためにも避妊を教えることは重要だと考えられます。