リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

近泰男氏、「性と生殖の健康と権利」の唱道者として受賞

日テレニュース24に「途上国の母子保健向上に貢献 邦人男性受賞」と題した次のような記事がありました。

途上国の母子保健の向上への貢献がたたえられ、日本人の男性が国際的な賞「性と生殖に関する健康と権利個人賞」を受けた。

 「本当にびっくりしました。何でだろうって」−IPPF(=国際家族計画連盟)が主催するこの賞を受けたのは、日本のNGO(=非政府組織)「ジョイセフ」の理事長を務める近泰男さん(81)。近さんが戦後の日本で、人工妊娠中絶を防ぐ啓発活動を通して培った「当事者との信頼関係を重視する」という方法は、途上国の人口増加やHIV(=エイズウイルス)感染などを防ぐための様々な活動に生かされ、今では27か国に広がっている。

 近さんは、日本政府から援助を引き出すことにも奔走している。「(事業仕分けなどで)節約、節約で予算が削られている。このことを私どもはちょっと心配しているんです」と鳩山政権の予算見直しの動きに不安を見せた上で、「途上国の母子保健の分野で日本が今まで以上に貢献できるよう、政府にも期待したい」と話した。

表彰した側のIPPFの記事(英文)は、次で読めます。

Leading advocates for sexual and reproductive health and rights honoured in London

IPPF award for Individual Contribution to Sexual and Reproductive Health and rights:Mr Yasuo Kon