リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

中絶医療のメインストリーム化

The New York Timesに本日付でThe New Abortion Providersというタイトルの記事が掲載されました。Emily Bazelonの署名記事です。

かなり長い記事であるばかりか、今までほとんど言われてこなかったことがいくつも盛り込まれていて、どの論点を取り上げたものかと迷うくらいです。

個人的には、ようやく仕上げ段階になった著書『中絶医療とリプロダクティヴ・ライツ』で書いてしまったこと(特に、中絶医療をより早期化することで、女性のリプロダクティヴ・ヘルスケアの一環としてメインストリーム化するという考え方)をいくつも裏付けてもらい、自分の考えてきた路線はそう間違っていなかったのだなと心強く思いました。

女性のリプロダクティヴ・ヘルスお観点から中絶に興味のある方には、必読の希少な記事です。どこかで訳せたらいいのですが。