今月、国連総会でジェンダー平等と女性のエンパワーメントのための国連機関としてUN Womenを設置することが決定しました。国連加盟国は女性の人権尊重の為に重要な一歩を踏み出したといえるでしょう。
従来、下記の4つに分かれていた機関を「女性」の名の下に統合したものです。関西外大の学生国際協力団体STEPが「国連が新しい女性のエンパワメントの機関を設立」というブログ記事でいちはやく報じていましたので、機関名の訳語をお借りしますね。
- Division for the Advancement of Women (DAW 国連女性の地位向上部)
- International Research and Training Institute for the dvancement of Women (INSTRAW 国際婦人調査訓練研修所)
- Office of the Special Adviser on Gender Issues and Advancement of Women (OSAGI 国連ジェンダー問題特別顧問事務所)
- United Nations Development Fund for Women (UNIFEM 国連女性開発基金)
UN Womenのサイトに、同機関の役割等がまとめられています。
Women Watchにも大きく表示されていますね。
なお、ついでにみつけた文書もご紹介。読み応えがありますよ。
http://www.jauw.org/iinkai/jyoseichii/jyosenochii-news-07.pdf
Hilkka Peitila(フィンランド)著
国連NGO 連絡サーヴィス発行
房野 桂 訳
下記のリプロダクティヴ・ライツの本も訳してらっしゃる房野桂さんの訳ですね。
- 作者: リプロダクティヴ法と政策センター
- 出版社/メーカー: 明石書店
- 発売日: 2001/01/29
- メディア: 単行本
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この本に書いてあったリプロダクティヴ・ライツの二大原則というので、ようやくこの複雑で膨大な人権の中身がすんなりと頭に入ったものです。
リプロダクティヴ・ライツの二大原則
- リプロダクティヴ自己決定権
- リプロダクティヴ・ヘルスケアへの権利
よーし、あたしもがんばらなくちゃと思わされます。