リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

*SALIN + Conference Outcome Document

11月14-15日、オランダ外務省のthe Health and Aids division(保健援助部門? 医療支援部??)が国際NGO戦略会議(the meeting of Strategic Alliance with International NGO's (なんと略号はSALIN)が開催されました。情報源はICMA(International Consortium on Medical Abortion)のメールニュースです。

ICMAは世界中で安全な中絶が提供されることを目指している国際NGOで、2014年のICPD(国際人口開発会議)20周年を目指して、より実効性のある国際的な連携を求めていくとのこと。

ICPDとは1994年にエジプトのカイロで開かれた国際人口開発会議のことで、この会議で国際的に初めて人権としてのリプロダクティヴ・ライツが認められたことは画期的な意味を持っています。現在ではreproduction(生殖)のみならずsexual(性)の領域にわたる関連領域の健康と権利を合わせてsexual and reproductive health and rights(性と生殖に関する健康と権利)としばしば表記され、SRHRの略語が用いられます。