リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

荻野美穂『女のからだ フェミニズム以後』

3月下旬にこんな新著が出ていました。

女のからだ――フェミニズム以後 (岩波新書)

女のからだ――フェミニズム以後 (岩波新書)

WAN(ウィメンズ・アクション・ネットワーク)の編集者さんからの案内から冒頭をご紹介。

フェミニズムの諸潮流については、本サイトをご覧の方はよくご存じと思いますが、その一潮流、「女の健康運動」 (women’s health movement)について、テキストや講義で正面から知るチャンスは、今もあまりない気がします、いかがでしょうか?

直面する課題こそ社会的背景によって異なりますが、世界中の女性たちが、性や生殖など女のからだにかかわる知や制度や技術を、男が大半である医療専門家の管理から取り戻す実践――それが「女の健康運動」でした。

それが呼び名の印象ほどおとなしいものではないことは、本書でよくわかります。アメリカでは、女が自分のからだについての見方を革命的に変えるコンシャスネス・レイジングや、妊娠中絶を必要とする女性のための非合法ネットワークが展開しました。
(中略)

おもしろそう!