リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

信濃毎日に出生前診断と中絶の調査結果

本日付の信濃毎日新聞に「出生前診断・人工中絶の実態調査 カウンセリング体制不十分」というタイトルの記事が載っています。記事冒頭は次の通り。 

 信濃毎日新聞社出生前診断と人工妊娠中絶の実態を調べる目的で、出産を取り扱う全国の2877医療施設を対象にアンケートを行い、19日、結果をまとめた。528施設が回答(回収率18%)。妊婦に医学的な情報を提供し意思決定を助けるカウンセリングを実施しているのは、出生前診断を行う施設のうち243(74%)、中絶を行う施設のうち217(53%)だった。出生前診断ではカウンセリングの担当者の74%が遺伝カウンセリングの専門資格を持っていなかった。カウンセリング体制が不十分なままに技術が広がる状況が…
2014/05/20 09:27 【信濃毎日新聞

入手できた記事コピー(一部)から補足すると,全国の人工妊娠中絶をしている施設のうち,カウンセリングは「する」が53%,「しない」が47%で,「いつカウンセリングしますか」に対しては「中絶前」が49%,「中絶後」が3%,「両方」が49%,「誰が担当しますか」に対しては「医師」97%,「看護師」21%,「保健師」1%,「助産師」28%,「1回にかける平均の時間は」「30分以内」72%,「30〜1時間」27%,「中絶ができる時期の基準(22週未満)は適当だと思いますか」については「適当」が82%,「適当ではない」が18%だった。