リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

優生保護法の罪

障がい者に対する強制不妊について、このところにわかに報道されるようになりましたが、一般にはこれほど知られていなかったのかと、愕然としています。もっと声を上げていかなければなりませんね。

元々私の企画で翻訳にも参加した『中絶と避妊の政治学―戦後日本のリプロダクション政策』青木書店2008年をご紹介します。

優生保護法がいかにして作られたか経緯が書かれていますし、特に、この法律が女性の人権や健康のために作られたわけではなく、優生思想にもとづいて「障がいをもつ人や貧乏人」を根絶やしにするために作られたことがよく分かります。

絶版ですが、アマゾンなどでもまた扱われているようです。