2020年コロナウィルス法 感染と中絶ケアのマニュアルも発行
英国で合法的中絶について定めている1967年中絶法では、中絶を行えるのは「病院」に限定されていたのですが、臨時に施行された2020年コロナウィルス法によって、一時的に中絶薬を「自宅(home)」で服用することが認可されました。3月30日付の以下の文書によれば、この臨時法が無効とされるまで、もしくは施行の2年後のどちらか早い時点まで効力をもつそうです。署名者の所属しているPopulation Healthとは、英国民の健康を司る機関のようです。
Royal College of Obstetricians and Gynaecologists(産科と婦人科で働く医師の会)では、
『Coronavirus (COVID-19) infection and abortion care(コロナウィルス感染と中絶ケア)』という対応マニュアルの第二版を2020年4月1日に発行しています。おそらく、上記の対応部分を変えたのでしょう。ということは、第一版はいったいいつ発行したのか? 素早さにびっくりです。
日本では絶対にありえないことですね……。