リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

Centring sexual and reproductive health and justice in the global COVID-19 response

ランセットも中絶薬の遠隔医療を支持

https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(20)30801-1/fulltext

中絶薬の遠隔医療に関連する部分を試訳します。

これまでの人道的危機では、意図しない妊娠と妊産婦の死亡率を防ぐために避妊と薬による中絶が極めて重要な役割を果たしてきた。(中略)遠隔医療は、薬による中絶、避妊、STI予防のための迅速なパートナーの治療、ならびに性暴力、心的外傷後ストレス障害うつ病、自殺に対応するためのトラウマ・インフォームド・ケアなどのサービスへのアクセスを提供するために活用できる。

これらの努力はすべてコミュニティ主導で行われるべきである。不公平な権力構造を認識し、資源を分配し、協力的なアプローチを採ることが進むべき道を決める。権利擁護者たちは、COVID-19の危機を悪用して必要不可欠な性と生殖のヘルスケア・サービス、特に中絶へのアクセスを制限したり、移民と青年をターゲットにしたりするアジェンダを推進しようとする力と闘い続けなければならない。
 COVID-19への対策では、性と生殖に関する健康と公正の政策アジェンダを中心に据えるである。この対応では、妊婦、青年、周縁化されたグループなどへのユニバーサル・ヘルス・カバレッジを保障しなければならず、性と生殖の健康、家族計画、コミュニティ診療所を必須の医療提供者として指定し、それぞれに資源を再配分しなければならない。政策立案者は、性と生殖に関する健康管理を含む、女性と女児のために必要とされるエビデンスに基づいたケアのために、遠隔医療を拡大すべきである。最後に、この対応は、世界中の女性と女児のための包括的な性と生殖のヘルスケアを確保するために、性と生殖の健康サービスの提供に対する法的・政策的な制限を撤廃し、PLGHA(米国の国際医療支援における胎児生命保護の政策)やグローバル・ギャグ・ルールを覆さなければならない。