スティグマより健康を
昨日のプログラムの最後に言ったこと3つ:
1. 中絶問題は性差別と性暴力の文脈で考えていくべき。
2. 中絶薬の導入で中絶観そのものが変わる。
3. 女性の健康と権利を保障しない国は亡びる。
そして時間がなくて十分に話せなかったこと。
女性たちを沈黙させてきた日本の中絶事情
1.中絶のスティグマ化
・法 堕胎罪-母体保護法
・文化 「中絶=子殺し」、胎児中心主義、水子供養2.医会や学会の無知・看過・隠ぺい
・指定医制度による業務独占と既得権3.リプロダクティブ・ヘルス&ライツ(RHR)軽視
・CEDAW委員会の勧告無視、選択的議定書未批准の日本政府
・女性のRHRの欠落した男女共同参画基本計画
・「中絶薬は危険」と警告しつづける厚労省
・「産まない方向のリプロ」はすべて高価でアクセスが悪い
CEDAWとは女性差別撤廃条約のこと。
これらについては、すでにあちこちで語ってもきましたが、いつかどこかでじっくり解説したいです。
今後は「スティグマより健康を」ということも考えていきたいです。
参考:インドのフェミニストのHealth over stigmaのサイト