リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

ロウ裁判の原告の「転向」は金で買われたものだった!

Jane Roe’s Deathbed Confession: Anti-Abortion Conversion ‘All an Act’ Paid for by the Christian Right

アメリカの最高裁で1973年に下された「ロウ判決」は、憲法で認められている女性のプライバシー権を理由に中絶を禁止している州法をすべて違憲にしました。

判決が出た後、プロチョイス派の原告だったジェーン・ロー(これは偽名で、本名はノーマ・マコーヴィー)が、プロライフ派に鞍替えしたことはよく知られているのですが、実はこれはプロライフ派から「金をもらって演じた」のだと、死の床にあるノーマさんが証言していたというのです!

https://www.thedailybeast.com/jane-roe-confesses-anti-abortion-conversion-all-an-act-paid-for-by-the-christian-right

驚きました!

2020/5/23に見つけました。ノーマさんの人生について、こんな追悼記事も見つけました。書いているのは、なんとリプロダクティブ・ジャスティスの提唱者であるLoretta Rossさんです。心が痛みます。ノーマさんのご冥福をお祈りします。

Mourning Norma McCorvey: The Story of Jane Roe is a Lifelong Struggle to Heal from Hardship and Abuse