リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

国連「コロナ危機に乗じた中絶禁止は性差別」と米各州に

女性たちの権利を侵害し、その健康を危険にさらしている

人権高等弁務官事務局(OHCHR)は5月27日に、女性と少女に対する暴力撲滅ワーキンググループが「リプロダクティブ・ヘルスケアはエッセンシャルな医療であり、危機のさなかでも提供されねばならない」と宣言し、米国のテキサス、オクラホマアラバマアイオワオハイオアーカンソールイジアナテネシー各州に対して、「コロナ禍に乗じて中絶を厳禁している」と厳しく非難したことを報じました。一部抜粋して仮訳します。

女性たちしか必要としないような情報とサービスに彼女たちがアクセスする手段を奪い、女性たちに特有の健康と安全性を保障しないことは本質的に差別的であり、女性たちが自らの身体と生活を自分自身でコントロールする権限を妨げている。

これはまさに日本で起きていることです。

United States: Authorities manipulating COVID-19 crisis to restrict access to abortion, say UN experts