南米コロンビアでも中絶薬のテレメディシンが可能に
パンデミックと合法的中絶、アクセスが制約されている今何が?
4月、ジョアナ・クルツはテレメディシン診療で手に入れた薬を使って妊娠を中絶した。
コロンビアで中絶は合法である。チリ出身のストリート・パフォーマーのクルツはバックパックを背負って国境を越え、コロンビアにやって来た女性で、とても子どもを育てられるとは思えない状態だった。安定した収入もなければ家もない。しかもコロナでステイ・アット・ホームを命じられて、ホームレスの状態になってしまった。一番近い中絶クリニックのある町まで行く手段もない。
しかし、あるプログラムが対案を提供してくれた。今やコロンビアでは、患者はビデオコール(一種のテレビ電話)で医師の診療を受け、中絶薬を依頼できるのだ。薬は直接患者の元に送られる。
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