ニューヨーク・タイムズ紙:コロナ禍で作られた安全な中絶への障壁
しかし、国によって状況は異なります。
以下、要約。原文はこちら。
Coronavirus Created an Obstacle Course for Safe Abortions - The New York Times
フランスやアイルランド、英国のイングランド、スコットランド、ウェールズは、中絶薬の規制を緩和し、電話やオンライン診療を通じて薬を処方され、自宅中絶を行う指導を受けられるようになった。
同じヨーロッパでも、ドイツ、オーストリア、ルーマニア、クロアチア、スロヴァキアなどの政府は、パンデミックによる医療ニーズに対応するために、実際には一刻を争う処置である中絶をエッセンシャル(欠かせない)医療には含めなかった。
一方、アメリカでは反中絶主義のオクラホマ、テキサス、オハイオ、アイオワ、アラバマ等の州知事たちは中絶を「非エッセンシャルな治療」に位置付け、中絶を行うとパンデミックのさなかの医療資源が脅かされると主張している。
中絶医療の重要性を見落としているのか、あえて無視しているのかは別にして、「女性や少女を優先度の最も低いところに押しやる」ようであってはならない。