リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

通報前、おむつ交換か 看病見せかける? 3歳放置死

朝日デジタル 2020/07/09

ネグレクト致死事件です。こういう事件が報道されるたび、「父親はどうしてる!?」と憤りがつのる。

 東京都大田区のマンションの一室で6月、女児(3)が飢餓と脱水で死亡した事件で、保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された母親の居酒屋従業員梯(かけはし)沙希容疑者(24)が逮捕前の任意聴取に当初、女児は体調が悪かったとし、「新型コロナウイルスが怖くて病院に連れて行けなかった」などと説明していたことが捜査関係者への取材でわかった。

 梯容疑者が知人男性の住む鹿児島県から8日ぶりに帰宅後、119番通報するまで約50分かかっていたことも判明。女児は搬送時、新しいおむつをはいていたといい、警視庁は、この間に梯容疑者が汚れたおむつを取り換えるなどし、女児を看病し続けていたように見せかけようとしたとみている。梯容疑者のLINEから男性とのやり取りが削除されていることも確認したという。

 捜査1課などによると、事件は6月13日午後3時50分すぎ、梯容疑者からの通報で発覚。任意の調べに対し、梯容疑者は長女の稀華(のあ)ちゃんについて「通報の5日ぐらい前から体調を崩し、3日ほど前から食事をとらなくなった」と話したという。

 その後の捜査で警視庁は、梯容疑者が稀華ちゃんを1人自宅に放置し、同5日から鹿児島県を訪れ、13日午後3時すぎに帰宅したことを確認。稀華ちゃんは汚れたおむつをずっとはいていたとみられ、下半身がただれていた。体重は同年齢の平均より3キロほど軽い約11キロだったという。

 警視庁は9日、梯容疑者を同容疑で送検した。