The Lancet Global Healthの最新の中絶統計(2020/07/22)
主な結果を試訳します。
2015-19年には、年間1億2,100万人の意図しない妊娠があり、15-49歳の女性1,000人当たり64件で、そのうち61%が中絶に終わっていた(毎年7,300万人の中絶があったことになる)。15-49歳の女性では1,000人当たり39件の中絶があった。所得グループで見ると、意図しない妊娠と所得との間には逆相関がみられる一方、各所得グループの中絶率にはむらがあった。中絶が制限されている国では、1990-94年に比べて中絶に終わる意図しない妊娠が増加しており、それらの国における意図しない妊娠の割合は、中絶が広く合法的に行われている国よりも高かった。