リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

Episiotomy(会陰切開)が必要な時、不要な時

産婦人科でかつては「当り前」とされていた会陰切開の見直しが海外でも始まっています

医療でも侵襲的な介入をできるだけ避けるべきなのは言うまでもありません。

Episiotomy: When it's needed, when it's not
Episiotomy: When it's needed, when it's not

日本でも公益財団法人日本医療機能評価機構が「妊娠出産 Minds版ガイドライン解説」で会陰切開について次のように書いています。

Q9 ルーチンに会陰切開を行うことは必要でしょうか?

推奨の強さ A :分娩時にルーチンに会陰切開を行うことに会陰部裂傷の頻度を減少させる点での効果はなく、会陰切開を分娩時にルーチンに行う必要はない。会陰切開は、胎児のwell-beingの観点から必要と認められる場合、大きな裂傷を生じる可能性があるなど、会陰部を保護する必要があると認められる場合に行われるべきものである。