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最近の国会議事録データベースの性能はものすごく上がったこと、知ってますか? 以前は手書きのPDFを読まねばならなかったものが、私の知る限り、おそらくほぼテキスト化されており、検索がかけられるようになった。
旧優生保護法の問題点を政府が調べるとか言っていたけど、このところ私も、1940年代末にどんな議論で優生保護法ができたのかを調べていた。
谷口弥三郎議員が何を言って優生保護法案を出し、改定していったのか、その問題性をだいたい洗い出すことができた。
生活苦による自発的不妊手術や中絶、避妊を考えていた加藤シヅエ議員の優生思想と谷口議員の優生思想は似て非なるもの。ここは押さえておくべきだ。
谷口議員は、低脳者、先天性の遺伝病者(当人の言葉)に対する見下しと「強制断種」の推進、見え見えの「指定医師」の利権拡大への誘導など、問題発言が国会議事録のあちこちに残っている。
ただし、微妙なところで「速記を止める」という裏技を何度も使っているので、すべてが解明されないところがもどかしい。安倍政権の公文書廃棄とも似た問題が、70年前にすでに起きていたわけで、驚いた。