リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

乳児遺棄の母に猶予刑 高知地裁、反省や自首考慮

高知新聞社 2021.02.18 08:30

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 昨年8月に須崎市の須崎港で生後間もない男児の遺体が見つかった事件で、死体遺棄罪に問われた母親のA被告(23)=同市大間本町=の判決が17日、高知地裁であり、吉井広幸裁判官は、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)を言い渡した。

 吉井裁判官は「母親としての愛情はうかがわれず、精神的に動揺、混乱していたことを考慮しても犯情は芳しくない」と指摘。一方で「今も良心の呵責(かしゃく)にさいなまれ、反省、悔悟している」とし、犯行翌日に自首したことや周囲が支援を予定していることを踏まえ猶予刑相当と判断した。

 判決言い渡し後、「どう気持ちを整理して人生を設定し直すかで全く違った人生になる。決して気弱にならず、前を向いて生きていけるように、いろんな人と相談して生きてくれることを期待する」と説諭した。

 判決によると、A被告は昨年8月4日午前2時40分ごろ、自分が産んだ男児の遺体を須崎市内の路上から港近くの川に遺棄した―としている。