リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

モルディブにも中絶の配偶者同意条項がある

情報を得てちょっと調べてみました

やはり同意条項があるようです。

CONSENT FOR ABORTION
Consent for abortion is required from the woman undergoing the procedure but abortion can only
be provided with spousal authorization; if the spouse is not available, consent is required from the
paternal father or guardian.
https://apps.who.int/iris/bitstream/handle/10665/338768/factsheet-maldives-eng.pdf?sequence=7&isAllowed=y

上記資料によると、危険は中絶が多発していることが問題になり2013年に5つの要件について中絶を合法化したようです。
以下のWoWの資料では「中絶はいくつかの医学的理由以外は禁止されている」となっているので、こちらの情報の方が古い(だからリンク先がない)のでしょう。Abortion law Maldives
Abortion is prohibited in the Maldives except for certified medical reasons. The consent of the spouse is required. https://www.womenonwaves.org/en/page/5140/abortion-law-maldives
(ただし情報源とされているWHOへのリンクは切れていました。)
>16世紀にはポルトガル、17世紀にはオランダの植民地となり、18世紀末からイギリスの支配を受け、1887年にセイロンの属島としてイギリス領となった。 1948年セイロンの独立に伴いイギリス保護領となり、1965年に独立、国連に加盟した。(コトバンク

イギリスが中絶を合法化(1967)する直前に独立しているので、堕胎罪の方だけ残っていたのかもしれませんね。