リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

Obstetric Violence(産科の暴力)

2010年代に各国で話題になった21世紀の問題

スペイン(2014)
OBSTETRIC VIOLENCE: Medicalization, authority abuse and sexism within Spanish obstetric assistance. A new name for old issues?

ベネズエラ(2010)
Obstetric violence: A new legal term introduced in Venezuela

ブラジル(2018)
Obstetric violence in the daily routine of care and its characteristics

アメリカ(2016)
Invisible wounds: obstetric violence in the United States

ドミニカ(2018)
Obstetric Violence as Reproductive Governance in the Dominican Republic

南アフリカ(2016)
Obstetric Violence in South Africa

南アフリカ(2017)
Ambiguous subjects: Obstetric violence, assemblage and South African birth narratives

アルゼンチン(2016 )
Obstetric violence: a new framework for identifying challenges to maternal healthcare in Argentina

フランス(2019)雑誌への投稿を呼びかける文章ですが、この問題についてコンパクトにまとまった説明があります。
Call for papers: Special issue on obstetric violence in the journal “Cahiers du Genre”

★南米諸国(2016)
Moving beyond disrespect and abuse: addressing the structural dimensions of obstetric violence
この論文のアブストラクト:「ここ数十年の間に、生理的に問題のない出産であっても、出産時の医療介入が過剰になっていることや、出産時の女性に対する虐待や無礼な行為が世界的に広がっていることが報告されている。これらの問題を解決するための研究や政策にもかかわらず、出産の習慣を変えることは難しいとされている。この論文の筆者たちは、過剰な医療介入や出産時の女性への無礼を構造的暴力の結果として分析すべきであると主張し、ラテンアメリカの出産活動や法律文書で用いられている産科暴力の概念が、高い介入率、無同意のケア、無礼、その他の虐待的行為などの出産ケアにおける構造的暴力に対処するための有用なツールであることを証明することを目的としている。臨床的に不要な女性に対する産科的介入がもたらす医原的影響への懸念が高まっており、〈正常〉なお産が21世紀の課題となっている。」