リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

西尾の乳児遺棄、母親に猶予判決 名地裁岡崎支部

中日新聞2021年6月1日の報道より

西尾の乳児遺棄、母親に猶予判決 名地裁岡崎支部:中日新聞Web

西尾の乳児遺棄、母親に猶予判決 名地裁岡崎支部
2021年6月1日 05時00分 (6月1日 05時01分更新)
 愛知県西尾市の公衆トイレで昨年六月、男児を出産、放置して死亡させたとして保護責任者遺棄致死と死体遺棄の罪に問われた同市の会社員■被告(21)の裁判員裁判の判決公判が三十一日、名古屋地裁岡崎支部であり、村瀬賢裕裁判長は懲役三年、執行猶予五年(求刑懲役五年)の判決を言い渡した。
 村瀬裁判長は被告の状態について「頻繁にスマートフォンを操作し、出産後もしばらくは意識があり、周囲の状況を認識できた」とし、速やかに一一九番するなど男児に医療措置を受けさせるべき義務があったと指摘。陣痛や多量出血で意識が薄れ、男児の状態を認識できなかったため保護責任者遺棄致死罪は無罪とした弁護側の主張を退けた。ただ、「犯行は男児の父親の不十分で不誠実な対応が発端」として執行猶予付き判決が相当と判断した。
 判決では、昨年六月二日、西尾市の公園の公衆トイレで男児を出産したが、適切な医療措置を受けさせず死亡させ、遺体をポリ袋に入れて公園内の植え込みに放置した。

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