リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

カイロとは何だったのか

カイロ行動計画は野心的なもので、健康、開発、社会福祉の分野における5つの20年目標の中に、200以上の提言が含まれている(Box1)。
その中には、家族計画、安全な妊娠・出産サービス、合法的な中絶、HIV/AIDSを含む性感染症の予防と治療、性に関する情報とカウンセリング、女性に対する有害な慣習(性器切除や強制結婚など)の撤廃などが含まれている。
Lori S. Ashford, President, Clarity Global Health LLC

BOX1: ICPDの20年目標(1995年~2015年)

安全で信頼できる幅広い家族計画の方法と、関連するリプロダクティブ・ヘルス・サービスへの普遍的なアクセスを提供する。
乳幼児死亡率を出生1,000人あたり35人以下に、5歳未満児死亡率を出生1,000人あたり45人以下にする。
途上国と先進国の間の妊産婦死亡率の差を縮める。
妊産婦死亡率を出生10万人あたり60人以下にすることを目指す。
出生時の平均寿命を75歳以上にする。最も死亡率の高い国では、出生時の平均寿命を70歳以上にすることを目指す。
初等教育への普遍的なアクセスと修了を達成し、女子および女性が中等教育および高等教育に可能な限り広くかつ早期にアクセスできるようにする。

What Was Cairo? The Promise and Reality of ICPD | PRB