リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

故 井上輝子さんからの応援メッセージ

逝去された日に

国際セーフ・アボーション・デーJapanプロジェクトの賛同人メッセージの中に、井上輝子さんのメッセージがあるのを思い出し、こちらにも貼らせていただくことにしました。私にとっては新たなメダルを頂いたのに等しいほどありがたいメッセージです。

以前に、塚原さんの『中絶技術とリプロダクティヴ・ライツーフェミニスト倫理の視点から』(2014年度山川菊栄賞受賞)で、日本の中絶技術が、世界的動向からいかに遅れていて、かつ危険なものかを知り、大きなショックを受けました。今回、セーフ・アボーション・デーが国際的運動として展開されており、さらに、日本で、それに呼応する活動として、9/27のイベントが実施されたことを、とても心強く思いました。この日は、覗くだけのつもりで見始めたのですが、つい引き込まれて、結局最後までみてしまいました。リプロの問題に多様な角度から迫る、とても良い企画だと思いました。リプロダクティブ・プレジャーという新しい概念にも、魅力を感じました。今政府が進めようとしている不妊治療よりも先に、必要な人が必要な時に安全に中絶できる環境を整えることの方が、先決だと思います。この運動が、日本でも着実に広がっていくことを望みます。(井上輝子さん)

ありがとうございます。がんばっていきます。