リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

日本の中絶事情は世界より30年遅れ:「飲む中絶薬」を高くしてはならない!

ふぇみん12/15号の2面のコラム「ねこのひげ

編集者さんが「承認申請前に出さないと!」と、年内最終号にねじこんでくれました! 短いので全文打ちこみます。

>>>>>>>>>
●英ラインファーマ社が年内にも人工妊娠中絶薬の承認申請を行うと報道があった。承認されれば国内初の「飲む中絶薬」●しかし平均価格が約780円程度なのに、中絶手術と変わらない価格設定(10~20万円!!)母体保護法指定医のみが処方、「配偶者同意」も課されると言われる●本紙11月25日で既報だが、日本の中絶事情は世界より30年遅れ。中絶薬はWHOが「安全な中絶」方法として「必須医薬品コアリスト」に収載、コロナ禍を経た今、国際産婦人科連合は、遠隔医療での中絶薬による自己管理中絶も「安全、安価で満足できる」と声明●RHRリテラシー研究所の塚原久美さんは、①速やかな承認②必要な全ての人が使用できるようにする③刑法堕胎罪と「配偶者同意」廃止④遠隔医療による自己管理中絶導入⑤母体保護法指定医師以外の医療者も扱えるようにする、を実現すべきと提案。私たちのリプロダクティブライツ。今、声を上げねば。(登)