リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

<<<私のからだは、「私自身」のものになったかーー30年後の検証>>>

福田和子さんのFacebookで紹介されていました

https://www.facebook.com/kazuko.fukuda619/posts/4890076137721608

【1/23 13:30- 日本のSRHR歴史的瞬間胸熱イベント、是非ご参加ください!】<<<私のからだは、「私自身」のものになったかーー30年後の検証>>>
新年早々、物凄い企画が開かれます!
その名も
「私のからだは、「私自身」のものになったかーー30年後の検証」
お申し込み&詳細→ https://karadabt2022.peatix.com/
タイトルからもお分かりいただけるように、本イベントはなんと!日本のSRHRの歴史30年の時を繋ぐ、歴史的瞬間ともいえる一大イベント!
それもそのはず、このイベントのメインとなるのは、今から30数年前刊行された 『からだ 私たち自身』(松香堂書店、1988年)
本書は、1984年に「ボストン女の健康の本集団」という女性グループがアメリカで刊行した“The New Our Bodies、Ourselves” の全訳で、さらに日本の情報も加えたA4変形版608ページにおよぶ大著・・・!そのPDF化を記念して開かれるのが、本イベントです。
私もこの本自体は、日本のSRHRを知るための必読書「女のからだ フェミニズム以降(本イベント登壇の荻野美穂先生の著書です!)」を卒論などで読む中で幻的存在として知ってはいたのですが、まさか原本が今もあるとは!?しかもそれがPDFで無料で読めちゃうようになるとは!?なんということ!?
ここから読めます!https://wan.or.jp/dwan/dantai/detail/113
こちらの本、当時私たちのように「今の状況おかしくない!?」と思った女性たちが、メールもSNSもない時代に繋がり、集まり、翻訳し、出版にこぎつけたという胸熱すぎる一冊なんです
読んでみると、今でも変わらない問題、先進的とすら思える部分も多く、日本のSRHR・・・ってもやもや思ってる人たちにこそ、ぜひ読んで、こんな先人もいたんだ!と一緒にエンパワーされてくれたら嬉しいなという思いです♡
そしてこの1/23のイベントはというと、翻訳者として写真も載っている(添付5枚目の写真です!この写真自体が貴重すぎるすごい)荻野美穂先生、中西豊子先生、河野美代子先生、上野千鶴子先生という、もう、レジェンドすぎる!方々と、そしていつも大変お世話になっているUNFPA東京事務所の佐藤摩利子さん、池田裕美枝先生、長田杏奈さん、そして高校生の3人までが一緒になって、この本が出版された当時からこれまでを振り返ってみよう!昔と今を繋げてみよう!という、壮大なイベントなのです!もう、こんなこと後にも先にも本当にないと思います。ほんとに。
このようなイベントに参加させていただけること、本当に感謝です。
また、個人的にもう一つ嬉しいのは、このフライヤーを作ってくれたのが親友の萌子ということ!細部にまでこだわりにこだわって、素敵なフライヤーを作ってくれました。大学1年生の時から楽しい時も辛い時も一緒にいろんな社会課題に向き合ってきて、今やデザイナーとして一歩を踏み出した彼女とこうして一緒にこのイベントに向き合えて本当に幸せです。
最初で最後の貴重イベント、
是非ご参加ください!!!!
お申し込み&詳細→ https://karadabt2022.peatix.com/
==以下Peatixより詳細==================
30数年前、1冊の本が刊行されました。 『からだ 私たち自身』(松香堂書店、1988年)
本書は、1984年に「ボストン女の健康の本集団」という女性グループがアメリカで刊行した“The New Our Bodies、Ourselves” の全訳で、さらに日本の情報も加えたA4変形版608ページにおよぶ大著です。今では、原著とその後の版は全世界で34言語に翻訳されています。
この度、この本が関係者のご厚意により無償でWANミニコミ図書館に収蔵されました。
内容は、私たちのからだの仕組み、性欲、セクシュアリティ、健康と病気、性暴力、生殖、妊娠・中絶・出産・更年期・・・・などなど、女性のからだのすべてにわたり、しかも当事者の声にもとづいた画期的なものでした。
女性のからだはいつも他者により眺められ、評価され、所有され、使用されてきました。性については触れず、知らされず、語る言葉も持ちあわせなかった女性にとって、この本は世界に風穴を開けるような快挙だったのです。
いままた若い女性たちが性暴力に立ち向かい、#Me Tooや、痛い靴を強要しないでと#Ku Too の活動を展開しています。
私たちはもしかしたら同じ問題に立ち向かっているのではないでしょうか。先行する世代の成果を後続する世代に手渡したい、二つの世代がここで出会って、共に学び合いたい。そう願ってこのブックトークは企画されました。
*『からだ私たち自身』はWANミニコミ図書館でどなたでも閲覧することができます。
https://wan.or.jp/dwan/dantai/detail/113
ブックトークご参加前にアクセスしてみてください。特に「序文」「日本語版発行に当たって」はぜひどうぞ。
日程:2022年1月23日(日)13:30~16:30
開催方法:ウェビナーによるWeb配信
参加費:1000円(WAN会員は無料・学生等は500円) 
◆プログラム  総合司会 竹内久美
第1部 『からだ・私たち自身』出版の頃 
基調講演 荻野美穂 (監訳者・70代)
パネルトーク 
 荻野美穂
 中西豊子 (WAN・初代理事長/出版者・80代)
 河野美代子(監修者・70代)
 上野千鶴子(WAN理事長/出版企画・翻訳ボランティアチームメンバー・70代)
第2部 読んでみました
 池田裕美枝 (京大医学部・産婦人科医・女性医療ネットワーク副理事長・40代)
 福田和子(なんでないのプロジェクト代表・20代)
 長田杏奈(ライター・40代)
第3部 現役女子大学生によるからだトーク 
 村松野乃佳・近藤夢乃・出水田京香(みらい女子プロジェクト・20代)
第4部 <討論>私たちはどこまで来て、どこへ向かうのか 
 コーディネーター:佐藤摩利子(国連人口基金東京事務所所長・50代)
問い合わせ karada220123@googlegroups.com
主催:認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN) 
共催:女性医療ネットワーク/京大SRHRライトユニット   
後援:国連人口基金東京事務所
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