リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

RCOGでは中絶の前に医師は患者を安心させる

ムンテラ? 大事です

Best Practice for Safe Abortion

RCOGが2022年3月に中絶ガイドラインを変更していました。
仮訳します。

 医療従事者は、医療従事者から否定的な態度や批判的な態度をとられることに対して、顧客が抱いているであろう不安に気づくべきです。
 医療従事者は、次のようにして不安を和らげ、安全で尊重される環境を整え、中絶に関連するスティグマに対抗することができます。

  • 患者に初めて会ったときに歓迎の言葉をかける(対面式では目を合わせ、微笑む)。
  • 自己紹介をし、相談がどのようなものかを説明する。
  • 妊娠についての感情を探る前に、親密な関係を築くための時間を確保するように相談を構成する。
  • 明確、簡潔、正確な情報を提供し、質問を促す。
  • 思い込みをしないようにし、価値観の偏らない中立的な言葉を使う。
  • 中絶がいかによくあることかを伝える。

遠隔医療についても仮訳してみます。

遠隔医療
 遠隔医療(電話、テレビ電話、オンライン)は、あらゆる種類の中絶の相談に利用することができます。遠隔医療による相談では、中絶を行う医師の遠隔サポートを受けながら、自宅で薬による中絶(妊娠の段階による)を行うこともできます。医療提供者に直接会う必要がなく、中絶クリニックに行く必要もありません。ただし、そうしなければならない理由(例えば、妊娠日数がわからない、子宮外妊娠のリスク、複雑な病状)がある場合や、直接会うことを希望する場合はこの限りではありません。自宅での薬による中絶のためのこのケアモデルは、安全で効果的であり、顧客に受け入れられることが示されています。また、中絶医療へのアクセスを向上させ、妊娠の早い段階で治療を受けることができます。可能な場合は、このケアモデルを選択する選択肢を常に与えるべきです。