リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

PoliPoliの使い方が分からない💦

伊藤孝恵議員の「ポスト・アボーションケアを考える」

コメントを送った内容を以下に貼り付けておきます。(公開されないこともあるようなので……。)

WHOが2022年3月に発行した『中絶ケア・ガイドライン』では、「アボーション・ケア」は、人権の視点でもって妊娠している当事者である女性と少女*の「価値観と選好」を実現するために、法制度や医療が支えていく一連のケアを指しています。(*ジェンダー自認が「女」でない人も含まれるが、議論を複雑化しないために、WHOガイドラインではあえてこう表現しています。)


「ポスト」を最初から付けた意義はどこにあるのでしょう? まずは中核である中絶医療とそれを取り巻く法と医療の制度に目を向ける必要があると思います。周縁的な「取り組み」も大切ではありますが、まずは「アボーション・ケア」やSRHRの意味をしっかり理解して、どこから何を進めるべきで、何が阻害要因になっているのかを明らかにしていきたいですね。