リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

1999年6月30日~7月2日 国連総会特別セッション

法に反しない限り安全な中絶を提供しなければならない

最終報告書1999 : Final Report A/RES/S-21/2

一部仮訳します。

63. (i) いかなる場合にも、中絶は家族計画の手段として推進されるべきではない。すべての政府および関連する政府間組織と非政府組織は、女性の健康に対するコミットメントを強化し、危険な中絶の健康への影響を公衆衛生の大きな問題として扱い、家族計画サービスの拡大・改善を通じて中絶への依存を減らすよう強く要請される。望まない妊娠の予防は常に最優先されなければならず、中絶の必要性をなくすためにあらゆる努力が払われなければならない。望まない妊娠をした女性は、信頼できる情報と思いやりのあるカウンセリングをすぐに利用できるようにすべきである。保健制度における中絶に関連するいかなる措置や変更も、国の立法過程に従って、国または地方レベルでしか決定できない。中絶が法律に反していない状況では、中絶は安全でなければならない。
どのような場合でも、女性は中絶から生じる合併症の管理のための質の高いサービスを利用できるようにしなければならない。中絶後のカウンセリング、教育、家族計画サービスが迅速に提供されるべきであり、それはまた中絶の繰り返しを避けることにもつながる。
( ii ) 政府は、女性が中絶を回避するのを助けるために適切な措置をとるべきである。いかなる場合にも中絶を家族計画の方法として推進してはならず、いかなる場合にも中絶に頼らざるを得なかった女性の人道的治療とカウンセリングを提供しなければならない。
(iii) 上記を認識し実施する上で、また中絶が法律に反していない状況では、保健制度は保健サービス提供者を訓練し装備を整え、そのような中絶が安全で利用しやすいことを保証するための他の措置を講じるべきである。女性の健康を守るための追加的な措置がとられるべきである。