新ガイドラインでは、「性と生殖に関する健康(SRH)についての情報とサービスへのユニバーサル・アクセス は、個人とコミュニティの健康、そして人権の保障の中心であり、その重要なSRHサービスがCOVID-19などのパンデミックを始めとする疾病の大流行下では著しく阻害されたとの問題意識から、「WHOは包括的中絶ケアを必須保健サービスのリストに含めた」ことがエグゼクティブサマリーの冒頭で宣言されている。
包括的中絶ケアは、情報の提供、中絶の管理(人工妊娠中絶、自然流産に関連するケア、中絶後ケア)を含む概念で、特にこのガイドラインでは「中絶ケアの質」を重視している。
中絶ケア・ガイドライン エグゼクティブサマリーから