リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

中絶の合併症

忘備録

専門家は「日本はアメリカの半分以下」と言うが……

単純な国家間比較は危険だ。そもそも中絶方法が違うし、何を「合併症」とカウントしているのも違うし、誰がいつその判断をするのかによっても大幅に変わりうる。

たとえば以下を参照。
Sajadi-Ernazarova KR, Martinez CL. Abortion Complications. [Updated 2022 May 23]. In: StatPearls [Internet]. Treasure Island (FL): StatPearls Publishing; 2022 Jan-. Available from: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK430793/
仮訳で紹介する。

中絶の合併症
カリマ・R・サジャディ・エルナザロワ、クリストファー・L・マルティネス
最終更新日:2022年5月23日


 米国だけで、毎年およそ100万件の中絶が行われています。中絶に関連する合併症の総発生率は約2%と推定されています。ほとんどの合併症は、痛み、出血、感染症、麻酔後の合併症など、軽度のものとされています。その他に、子宮アトニーとそれに続く出血、子宮穿孔、隣接臓器(膀胱や腸)の損傷、子宮頸部裂傷、中絶失敗、敗血症性中絶、播種性血管内凝固などの重大な合併症があります。この活動では、中絶の合併症とその治療法について検討し、中絶の合併症の発生を最小限に抑え、管理と治療を最適化するために、専門家間のチームメンバー間の相互作用に重点を置いています。


目的:
中絶の合併症の病歴と身体診察所見を説明する。
中絶の合併症を持つ患者の評価を見直す。
中絶合併症のある患者の治療について概説する。
中絶合併症のある患者のケアを向上させるために、専門家間のコミュニケーションと調整の重要性を要約する。

書きかけだけど他の用事ができたので、いったんアップしておきます!(このまま忘れてたらごめんなさい……。)