リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

政治家の失言(ジェンダー編)をまとめたサイト発見

忘備録

政治家うっかり失言TIMELINE 〜ジェンダー編〜【2022.8更新】

今回、以下の発言を探しまくってなかなか出てこなかったので、上記のサイトは(更新してくれれば)すごく役立ちそうです! 最後の総括も良かったです。末尾に付けておきます。

2022年3月16日
古川禎久衆議院議員自由民主党
(コロナ禍でのDV・性暴力の相談件数や望まない妊娠が増えていることについて)
「人間いろんなそれぞれ人生があって、その中で思いもせぬ、あるいは望みもしない中で妊娠するということはあり得るでしょう。一概に、神のような目で一概にこうだと言うことはできませんけれども、人間というものは、様々なそういう悩みや苦しみを、あるいは悲しみというものを持って生きるものだろうということだと思います。」

21世紀にそれ言っちゃう?政治家による女性差別発言33選!政治家うっかり失言TIMELINE 〜ジェンダー編〜

総括とメディアへの提言
 政治家の失言と聞くと、「脇の甘い政治家がうっかり口を滑らせた」と多くの方が感じると思います。桜田議員の失言を聞いた時、私もそう思いました。しかし、政治家の失言を過去から現在まで時系列にしてみると、その人の根底にある考え方が表面化された現象であることがわかりました。本記事に載っている女性へ対する失言の根底には「女性の仕事は、出産、家事、育児」という共通の価値観が存在していると思います。
 また、その価値観は個人に脈絡と受け継がれたものではなく、政治的集団に受け継がれたものであると私は感じました。

 現在、女性活躍推進を掲げる党の政治家の多くが、過去に女性活躍推進と真逆の発言をしています。なぜこのような矛盾が起きているのか考えてみると、メディアの報道に問題があると感じました。
 メディアが即時性を求めるあまりに断片的な報道が続き、読者は一連の流れを知ることができません。歴史を勉強するのと同じで、単語を暗記するのではなく流れを理解しないと記憶には残りません。それにも関わらずメディアが断片的な報道しかしないため、選挙の頃には人々の記憶から、失言は完全に忘れ去られています。
 また、多くのメディアでは数年前のネット記事をインターネット上から削除しています。そのため過去の政治家の発言や事件を読むことはできません。権力の監視者として機能すべきメディアが過去の記事を自ら消しているため、国民は長期的スパンで政治を知ることも監視することもできません。
 選挙において候補者は未来を語ります。私たち有権者は、一番夢に溢れた未来を語った候補者や、知名度のある2世議員やタレント議員に安易に投票するのではなく、候補者の過去の発言や実績などから候補者の語る未来が、本当に実現することができるか見極めた上で投票すべきだと私は思います。
 メディアに目隠しされ候補者の声だけを頼りに投票しなければならない状況下で、投票率が上がるわけがありません。投票率を上げるためには、政府の政策に頼るのではなく、メディア自身が選挙報道のあり方をもう一度考え直すべきだと私は思います。