リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

経口中絶薬を「劇薬」扱いに? 白いものも黒だと言い張るつもりか? 何のために? 

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ある方から、サイトテック(ミソプロストール)の規制区分が「劇薬」なので、経口妊娠中絶薬についても劇薬扱いになりそう…との指摘を頂いた。

薬の添付資料にはラットの実験で「着床数の減少及び生存胎児数の減少がみられ」たとあり、中絶薬として有効だったことになる
https://info.pmda.go.jp/go/pack/2329024F1025_6_02/


中絶薬としての「効能」を、別の用途での「合併症」として「危険扱い」するなんてありえない。中期中絶薬プレグランディン膣坐薬は世界でもう使われていない古くて危険な薬かもしれないけど、今回の経口中絶薬はWHOや国際産婦人科連合が「自宅に郵送して当人に服用させる」のを推奨するほど安全なのに


そうまでして女性が自分自身で薬をのむことを阻もうとするのは、いったい何のためであり、いったい誰の得になっているのか、見極める必要がある今、日本は何世紀を生きているのか? なぜ、日本で暮らしている人だけ、世界の標準である中絶医療を受けられず、人権を侵害し続けられねばならないのか😡💢