リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

MVAの日本導入

手動吸引器小史

1970年代に、一部の医師は「吸引法」という世界標準の方法に切り替えましたが、大多数の医師は「そうは」を続けている。

WHOは、古くて女性にとって痛みの強い「そうは」は、「安全な中絶」(吸引法か中絶薬)に切り替えるべきと、20年前から警鐘を鳴らしている!

2015年に日本にもMVAが導入された。当初は、1組3万円。

2018年に流産に適応され、MVAを使った流産手術の診療報酬は4000点(10割負担で4万円……通常の流産手術は2000点=10割負担で2万円)。でも日本の医師は全身麻酔下でこれを行っているので、世界の「安全な中絶」とは異なる。

今回の経口中絶薬が承認されれば、日本でもようやくWHO推奨の「安全な中絶」が可能に!