リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

厚生労働省 医薬・生活衛生局 医薬品審査管理課とオンライン・レクを受けました。

厚生労働省 医薬・生活衛生局 医薬品審査管理課審査調整官 福田 祐介氏、審査調整官 松下 俊介氏の談

本日、倉林明子議員に場を設定して頂いて、上記お二人のオンライン・レクを受けました。

事前に「メフィーゴ・パックのミフェプリストンとミソプロストールが劇薬に認定された科学的エビデンスを示してほしい」との依頼をしてありました。

回答は「企業秘密であるため具体的には示せないが、動物実験における数値で劇薬に相当するものがあった」ために機械的に「劇薬」に分類されたとのこと。「劇薬」の扱いはあくまでも医薬品の管理のためであり、この薬自体が「危険なものだ」というわけではない。「どの薬も同じだが数量等を間違えると危険になることがある」ためだという。1パックにミフェプリストン1錠、ミソプロストール4錠と決められているので、それを超えて服用する可能性はないと指摘すると、分量を間違えると危険な薬だからそのような扱いになったとのこと。ミソプロストールを追加使用すれば、外科手術を回避できる人も出てくる点を指摘したところ、それについては答えられないとのことでした。

現状で厚労省が示している「情報」のエビデンスをきちんと示し、国民に中絶薬が危険な薬だという印象を与えるような表現は謹んでほしいとお願いしました。

実は他にもいろいろ問題を見つけました。今後、明らかにしていきます。