リプロな日記ーー産む/産まない、中絶、流産、妊娠……を超えて

女性が安心・安全に自信をもって人生を進んでいけることをめざして

未成年者を狙う性犯罪・性暴力の膨張と深刻化

若者への性犯罪・性暴力が蔓延している日本の性文化への嘆き

現代性教育ジャーナル2月号に掲載されている特定非営利活動法人性暴力救援センター・東京理事長 平川 和子さんによる「未成年者を狙う性犯罪・性暴力の膨張と深刻化」という記事、お勧めします。同センターによる独自統計もあり、未成年に対する性暴力犯罪の実態を突きつけられます。

若年層など弱い立場の人々の性を食い物にする日本のレイプ文化は、中絶被害者を断罪し責め苛む社会と地続きで、どちらもリプロダクティブ・ジャスティスの発想で捉え返していくべき問題だと思います。

以下をご覧ください。
https://www.jase.faje.or.jp/jigyo/journal/seikyoiku_journal_202002.pdf

第64回国連女性の地位委員会(CSW)

北京宣言から25年目にあたる今年、3月9-20日の会期で第64回国連女性の地位委員会(CSW)がニューヨークで開かれるそうです。早乙女智子さんも参加される予定です。

北京宣言と行動要領の実施状況が検討されるようで、日本ではほとんどリプロダクティブ・ライツの実現に向けた対策が行われてこなかったことが明確になりそうです。

UN Womenの情報はこちら

国連女性の地位委員会(CSW)に関する過去の情報(日本語)はこちら

2020年3月2-6日 CEDAW プレセッショナル・ワーキング・グループ

CEDAW - Convention on the Elimination of All Forms of Discrimination against Women

77 Pre-Sessional Working Group (02 Mar 2020 - 06 Mar 2020)

下の方に下りて行って「Japan」をクリックすると、日本のNGOから提出されたレポートの一覧が出てきます。それぞれのレポートの右端にある「View document」をクリックすれば内容を読めます。

https://tbinternet.ohchr.org/_layouts/15/treatybodyexternal/SessionDetails1.aspx?SessionID=1389&Lang=en

Democrats Discuss Abortion Rights in Depth at Debate

米大統領選 民主党候補者が中絶の権利についてディベート

アメリカの民主党大統領候補たちが、選挙前に中絶に関する自らの立場を明確にするという初の試みをしたそうです。

常に大統領選で話題になる中絶問題ですが、あちこちの州で胎児の権利を女性の権利の上におく州法が作られている異常事態に、今回は特段の配慮をしたということでしょうか。

ニューヨークタイムズが報じています。

緊急の呼びかけ「2020.2.12性差別にNO!差別を認めない聖マリアンナ医科大学に抗議する緊急院内集会」

参議院議員会館で2月12日に「聖マリアンナ医科大学の不正入試問題に関する第三者報告と大学コメントについて」報告が行われます。角田由紀子さん、北原みのりさんなどがリレートークで出演されるようです。大勢の方々に参加してほしい!

緊急の呼びかけ「2020.2.12性差別にNO!差別を認めない聖マリアンナ医科大学に抗議する緊急院内集会」wan.or.jp

「胎嚢」「胎芽」まで「胎児」と呼ばれる日本

この国では超早期の超音波検査画像が蔓延している

「Dr.はせじゅんの超音波診断-日本産婦人科医会」の連載を興味深く拝読しておりましたところ、7回目の「分娩予定日決定が肝」に、次のような記述が出てきました。

欧米では妊娠11-13が最初の超音波検査である場合が多く、妊娠10週以前に経腟超音波を使って予定日を決定する習慣がありません。ですので、海外のガイドラインは、本邦におけるものと若干違います。

ああ、人型になる前の画像は欧米では一般的ではないのか! なるほどです。

それでは、中絶を受ける女性の気持ちへの影響も日本とはかなり違ってきそうです。

なにしろ、医学的には「胎嚢」「胎芽」と呼ばれる時期の映像まで、日本では「胎児」と呼ばれることが多いような気がします。

このドクターの連載でも、妊娠4-7週で「胎児臓器が形成される」とか、8-10週でも「胎児の様子を見る」などと表現されています。

妊娠4週半で、まだ「肥厚した内膜のみ」しか見えない時でさえ……。

これは、超早期の超音波写真が存在するからこそ、口にできる説明ではないでしょうか。

こういうところに技術大国ジャパンの威力を発揮するのではなく、中絶技術の改善で世界をリードしてほしかったなぁ……と情けなく思います。