リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

*医療ごみも不法投棄 死亡胎児遺棄の産院 神戸

以下のとおり、神戸新聞のサイトで報じられていました。

2007/05/22

 神戸市灘区森後町三の産婦人科が、中絶手術で死亡した胎児をごみ袋に入れてごみステーションに捨てていた問題で、同病院が使用済みの医療廃棄物も一般ごみに混ぜて捨てていたことが、兵庫県警生活環境課と灘署の二十二日までの調べで分かり、同課などは廃棄物処理法違反(不法投棄)の疑いで、院長(54)と妻を近く書類送検する方針を固めた。

 調べでは、院長らは一月二十五日午前、病院から出た血塊(けっかい)や血液の付いたガーゼなどの医療廃棄物をポリ袋に入れるなどし、一般ごみに混ぜて投棄した疑い。

 医療廃棄物は、専門業者を通じて処理することが義務付けられている。院長らは、専門業者と契約していたが、利用は極端に少なかったという。

 中絶胎児は一月二十二日に発見され、神戸市環境局が医師法に基づき、同医院に再発防止を指示した。

 しかし、三日後の同二十五日、同じごみステーションに同医院が出したごみ袋の中から、血塊やガーゼ、医療用チューブなど多くの医療廃棄物が見つかった。同課などは、院長らが日常的に医療廃棄物をずさんに処理していたとみて、二月に同医院を捜索するなど捜査。市の指導を受けた直後に医療廃棄物を不法投棄しており、悪質と判断した。

 一方、死亡胎児の投棄について、院長は「うっかり捨ててしまった」と説明。故意に投棄したと裏付けることが困難として立件を見送る見通し。

全国で同様のことが起きているかもしれません。