本日付で、日本家族計画協会クリニック所長の北村邦夫先生が、ヨミドクター(読売新聞の医学サイト)に「僕の次の夢は経口中絶薬を日本に」という記事を書いていらっしゃいます。現在、日本の早期中絶で主に使われている「掻把」手術の説明もあります。
なお、海外では、いわゆる「掻把」法による外科的手術は1970年代には使われなくなっています。もちろん、比較試験を繰り返した結果、掻把よりも安全な方法があることが明らかにされたからです。(いわゆるエビデンスに基づいた判断です。)現在では、WHOも掻把は危険だとの認識に立ち、今も掻把が行われているなら吸引機械またはシリンジを用いた吸引法か薬による中絶に置き換えるべきだとしています。