リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

女性の健康を支援する法を目指して〜院内学習会のお知らせ

性と健康を考える女性専門家の会の対馬ルリ子先生から,以下の呼びかけが来ています。参議院議員会館で,明日5月30日(金)12時30分から1時間の予定です。女性の健康支援に特化した法律ができるというのは画期的なことです! 一人でも多くの個人,グループ,マスコミの皆様にご参加いただきたいと思います。

ブログ主 塚原久美

院内学習会のご案内


女性の健康の包括的支援に関する法律の今国会での実現を!


 女性の社会参画は長年、政策課題とされ、国連・女性差別撤廃条約からは各分野での女性の参画について勧告がなされ、また、経済協力開発機構OECD)からも女性の労働参加率の上昇、働きやすい環境の整備やワークライフバランス実現について提言がなされています。

 他方、生涯にわたり健康に生きる権利の実現が保障されることは当然ですが、近時、社会保障費の増加が深刻化しており、健康寿命と平均寿命の差は、女性では12.68年(男性は9.13年)もあり、健康な生活が妨げられ、医療費・介護費の負担になっています。

 これらの課題について、労働市場の改革やワークライフバランスの実現には着手がなされ、また、医療・介護制度についても改革が進められていますが、最も肝心なひとり一人の女性が社会参画できるための基盤である女性の健康についての対策は遅れております。

 女性の健康についてはこれまで個別の法律や制度によって対応はされてきましたが、包括的な法制度がなく、性差を踏まえた包括的な健康支援はいまだ不充分です。

 女性の健康問題には、働く世代に多い子宮内膜症不妊、産前産後の心身のケア、思春期の健康、虐待や性暴力、女性のがん検診やがん予防、更年期、老年期の認知症骨粗しょう症予防などが含まれ、かつこれらはひとりの女性の一生涯の健康問題としてつながっているため、継続的で包括的な健康支援が必要です。

 今国会において、「女性の健康の包括的支援に関する法律」が議員立法として提案される運びとなり、このような法律制定の重要性を確認し、今国会での法律成立を求めるため、本学習会を企画し、医療、福祉、企業の健康管理、スポーツなど様々な現場から、また、職場や生活のパートナーでありかつ育児や介護の大半を担っている女性たちの健康から大きな影響を受ける男性からも発言をいただくことになりました。

 また、各党の国会議員の先生方にご発言をいただけるよう準備をしております。

 ぜひ、本学習会にご参加いただき、女性の社会的参画の基盤となる、女性の健康についての包括的支援法の制定の必要性について、ご一緒に声を届けていただければと存じます。

 ご参加をお待ちしております。

以下,開催情報です。

日時 5月30日(金)12時30分から13時30分
会場 参議院議員会館 1F 講堂室(12時15分から参議院会館入口で入館証を配布いたします。)

本院内学習会の申し込み先・問い合わせ先 女性医療ネットワーク事務局
電話 03−3538−0250 FAX 03−3538−1019 メール
info@cnet.gr.jp

参加ご希望の方は、できるだけ上記申し込み先宛てに事前申し込みをしていただきますようお願いします。
(なお、当日の緊急連絡先は090-9847-4351(すぺーすアライズ・鈴木)宛てにお願いします。)

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医療法人社団ウィミンズ・ウェルネス
理事長 対馬ルリ子

tsushima@w-wellness.com
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性と健康を考える女性専門家の会
㈱朝日エル
〒104-0045 東京都中央区築地
2-12-10築地MFビル26号館5F

TEL:03-5565-3588
FAX:03-5565-4914
mail:pwcsh@ellesnet.co.jp

追記です。
本日(5月30日)の対馬先生のFacebookに,「たくさんの来てくださった皆さんありがとう!! 動かないと思っていたものが動き始めました!!」のメッセージがありました。私も本当に嬉しいです!