リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

妊婦、新生児のいのちを守る「周産期コロナ受入医療機関」の設置について

神奈川県健康医療局 保健医療部健康危機管理課の取組

これ自体はよいことだと思うので、必要な人に広く情報が行き届いてほしい。

www.pref.kanagawa.jp

だけど、PCR検査などで陽性だった「中絶希望患者」がどこへ行くべきかは全く聞こえてこないし、おそらく全く何の対策もする気がないのだろうと思うと嘆かわしいし、当事者は今、絶望的な思いをしているのではないかと、胸が詰まる。

リプロダクティブ・ヘルスケアはエッセンシャルな医療である。それはお産だけではなく、避妊も、中絶も、流産も同列なのだと声を大にして言いたい! ごまめの歯ぎしりにすぎないと分かっていても……わたしは黙らないぞ!

WHOはコロナを利用して中絶を広めているとトランプ政権が難癖

ベトナム人実習生不起訴 地検津山支部、堕胎など容疑

とりあえずはよかった!

津山市の住宅団地の合併処理浄化槽内で胎児の遺体が見つかった事件で、岡山地検津山支部は27日、死体遺棄と堕胎の疑いで逮捕されたベトナム国籍の技能実習生の女性(22)=同市=を不起訴処分とした。理由は明らかにしていない。

 地検などによると、女性は4月11日夜から翌12日未明の間に自宅で中絶薬を服用し、胎児をトイレに流したとされる。胎児は妊娠4~5カ月ほどの男の子だったという。
(2020年05月27日 22時49分 更新)

www.sanyonews.jp

「帰国させられてしまう」乳児遺棄あいつぐ、技能実習生を追いつめる根深い課題

弁護士ドットコム ニュースの記事

「彼女のしたことは肯定できないが、彼女は同時に犠牲者でもあると思う。追い詰めてしまった関係機関や技能実習制度の問題を強く感じる」

「実習生は奴隷でも機械でもない。子どもを産みながら働き続ける権利がある。……

――この国では「妊娠」は厄介者扱いされていない? こんな状況では少子化が進むよね……。

大事にして欲しい! だれもが持っているリプロダクティブ・ライツ!

www.bengo4.com

アラバマで銃で撃たれた母が胎児の死の責任に問われる

妊娠5か月の胎児の父親が誰かを巡って別の女性と喧嘩に

アラバマ州の女性が、妊娠5か月の時に関わった喧嘩で腹を撃たれた結果の未生の子の死に責任があるとして起訴されました。

AL.comによれば、27歳のマーシャ・ジョーンズは、水曜に大陪審により殺人の疑いで起訴され、拘留されました。銃を撃った23歳のエボニー・ジェミソンは、当初、殺人の罪に問われていましたが、大陪審は彼女を起訴できず訴えを取り下げました。

この事件は2018年12月、ジョーンズが妊娠していた未生の子どもの父親を巡る争いの結果として起きました。伝えられるところでは、ジョーンズが煽動したことで、ジェミソンが自衛として有形力の行使に至った結果、ジョーンズは撃たれることになったと報じられています。

地元警察は、捜査の結果、「唯一の真の犠牲者は未生の赤ん坊」と述べ、「自分の未生の赤ん坊の死を招いた喧嘩を始めたのも続けたのも、子どもの母だ」として、胎児は「母に頼っており、母は(胎児を)危険から守るべきだった」としています。

これに対しプロチョイスのグループからは、「アラバマ州は、いったん妊娠したらその人物は生きた健康な赤ん坊を産むことにすべて責任があり、それを妨げるようないかなる行為も罪に問うといった考え方をまたしても示した」と批判が出ています。「明日は妊娠中に飲酒した黒人女かもしれない。十分な出生前ケアを怠ったかどでね」と語っています。
face2faceafrica.com