リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

2006-09-02から1日間の記事一覧

私たちの社会が「中絶」という行為に関して一般に与えている意味づけは「犯罪」「子殺し」「恐ろしいこと」「罪深いこと」といったものだ。こうした意味づけは,しつけ,教育,メディアの情報などさまざまな形で社会の中に広く浸透している。国家や,宗教な…

ドゥルシラ・コーネルは『イマジナリーな領域』で,ニューヨークの精神分析医グラシエラ・アベリン=サスGraciela Abelin-Sasを引用して次のように述べている。 グラシエラ・アベリン=サスは,女性の生の全般的な歴史と語りの構成という文脈において中絶が…